• HOME
  • ブログ
  • 映画川柳
  • 映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

映画川柳

進化には
仲間と共に
膿を出す

★STORY

「君もプレナ神父に触られた?」──時は2014年、そのひと言がすべての始まりだった。フランスのリヨンに妻と5人の子供たちと暮らす、40歳のアレクサンドル(メルヴィル・プポー)は、同じボーイスカウトにいた知り合いからそう尋ねられ、プレナ神父(べルナール・ヴェルレー)から受けた性的虐待をまざまざと思い出す。あろうことか、神父が今も子供たちに聖書を教えていることを知ったアレクサンドルは告発を決意。だが、最初に相談したバルバラン枢機卿(フランソワ・マルトゥレ)は、処分を求めるアレクサンドルに同意しながらも、いつまでもプレナを裁こうとしない。不信感を募らせたアレクサンドルは、自分の事件は時効だが、他にも多くの被害者がいるはずだと、プレナ神父に対する告訴状を提出する。捜査に動き出した警察は、1991年に枢機卿宛に届いた、プレナ神父による息子への行いを非難する母親の手紙を発見、当時の被害者であるフランソワ(ドゥニ・メノーシュ)に連絡が入る。はじめは「大昔の話だ」と関りを拒んでいたフランソワも、記憶が蘇るにつれ怒りがこみ上げ、警察にすべてを語り「告訴します」と告げる。フランソワは同時に、知っていながら何もしなかった教区も訴える決意を固めるのだった。フランソワはバルバラン枢機卿に、マスコミにリークすると宣戦布告、慌てた枢機卿は会見を開き、プレナを「全職務から外した」と発表する。フランソワ自身も「もう隠れない」と決意、名前も顔も公表してテレビの取材を受ける。さっそくフランソワのもとへ、同じ被害にあったというジル(エリック・カラヴァカ)と名乗る医師から連絡が入り、全国規模での記者会見を開き、もっと証言や被害者を集めようと話し合う。やがて、アレクサンドルとフランソワ、ジルは互いを知ることになる。パリのテレビ局の顧問を務めるアレクサンドルは、自身の社会的地位と妻の教会系の学校教師という立場を気にして表に出ることを躊躇しながらも、「沈黙を破る」と名付けられた被害者の会の記者会見に参加する。大々的に取り上げられた会見の記事を読み、自分も証言したいと名乗り出たエマニュエル(スワン・アルロー)も時効前の被害者の一人だった。長年一人で心の傷を抱えてきた息子を見守り、戦わなかったことを後悔していた母親も、会の実務を手伝うことになる。教会側はプレナ神父の罪を認めつつも、自分たちの責任問題は巧みにかわしていく。アレクサンドルたちは信仰と告発の間で葛藤しながら、沈黙を破った代償──社会からのバッシングや家族や友人との軋轢とも戦わなければならなかった。果たして、彼らが人生をかけた告発のゆくえは──?

★CAST

メルヴィル・プポー、ドゥニ・メノーシェ、スワン・アルロー、ジョジアーヌ・バラスコ、エレーヌ・ヴァンサン

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』
7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

配給:キノフィルムズ/東京テアトル
©2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINÉMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。