ダンスチャンネル　第6回高校生ダンスバトル選手権 6代目チャンピオンhiro10にインタビュー♪

2022.02.09

日本初のダンス専門チャンネル「ダンスチャンネル」が主催する高校生ダンスバトル選手権。歴代のチャンピオンは、全員がダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」でプロダンサーとして第一線で活躍している。高校卒業後もダンサーとして活動を志す人たちの大きな目標でもある本大会。今年も、将来ストリートダンス業界を背負って立つ人気実力を兼ね備えたダンサーが集結。その激戦の1on1バトルで優勝したhiro10に話しを聞きました。

Q、ダンスチャンネル　第6回高校生ダンスバトル選手権での優勝おめでとうございます。率直な感想をお願いします。
フリースタイルバトルは、苦手意識があって優勝するとは、思っていなかったですね。決勝の前日に行われた関東予選にあがっていた人たちも凄いダンサーばかりだったので。「自分いけるのかな〜」とずっと思っていたのですけど、優勝できて本当に嬉しかったです。

Q、ダンスチャンネル　第6回高校生ダンスバトル選手権に出場した感想をお聞かせ下さい。
いつもブレイクダンスの大会しか出ていないのですけど、フリースタイルバトルは、いろんなダンスジャンルのダンサーが会場にいて普段参加する大会にはない新鮮さがあり、新しい世界に入ったという感じでした。

Q、フリースタイルバトルは、あまり参加していないのですか？
昔、フリースタイルバトルにチャレンジした時に、めっちゃ遅い曲がかかって、全然踊れず1回戦で負けて。それからはフリースタイルバトルは無理やなと思い込んでて、それ以来出ていなかったんです。でも、今回、ダンスチャンネル　第6回高校生ダンスバトル選手権に出て優勝できたので、もし、今後も機会があればフリースタイルのバトルに出たいなと思います。

Q、ダンスは、どのようなきっかけで始めたのですか？
幼い頃に習い事を探していて、水泳とかサッカーとか空手とかいろいろ体験を受けたんですよ。けど、どれも自分には合わなくて、すぐに辞めてしまって。そんな中で、妹がダンスを始めたんですよね。僕もそこに体験レッスンを受けに行ったんです。そしたら、そこの先生がブレイクダンスの先生で、そのスクールでは男の子が僕だけだったので、男の子だったらブレイクダンスをやってみたらと薦められて、ブレイクダンスを始めました。

Q、普段は、どのようなダンス活動をしているのかを教えてください。
大阪のチームに所属しているんですけど、石川県が地元なので、普段は石川県で練習を頑張っています。バトルの大会とかはチームの人たちと出たり、1人で出たり、ダンス活動は、バトルに出るのがメインです。

Q、Gun Smoke Breakersに所属されていますが、まずGun Smoke Breakersとはどのようなチームなのかを教えてください。
一人ひとりが個性的で、爆発力のある、まさに名前通りのチームです。勢いがみんな凄いです。

Q、どのような経緯でメンバーになったのかを教えてください。
大阪のOCATというところで、練習してて、そこにGun Smoke BreakersのメンバーのMEBIUSさんが「Gun Smoke Breakersのレッスンがあるから一度来てみなよ」と声をかけてもらって、Gun Smoke Breakersのレッスンに通うようになりました。Gun Smoke Breakersの動画とかも見てて、ずっとGun Smoke Breakersに入りたいなと思っていたら気持ちが伝わって入れてもらいました。

Q、石川県に住んでて、普段石川県で練習していると言っていたけど、大阪のOCATに練習しに行っていたのはなぜですか？
京都におばあちゃん家があって、お正月とかお盆とかに京都のおばあちゃん家に帰るんですけど、その時に練習する場所がないんでOCATに行っていました。

Q、他にも所属しているNever Enoughと Kicks orchestraは、どのようなチームのですか？
今、Never Enoughとしては活動していなくて、The coolestというチームにNever Enoughが加わってThe coolestとして活動しています。メンバー構成は、高校一年生から20歳くらいの若手のチームです。Kicks orchestraは、地元のチームです。Kicks orchestraの人たちが育てた若い世代のチームKicks orchestra Jrに所属していたんですけど、今はそのKicks orchestra JrのメンバーがKicks orchestraとして活動をしています。

Q、2021年、一番印象に残っているダンス活動を教えてください。
ダンス留学です。11月9日から30日までオランダにダンス留学に行ってて。オランダのキッズBBOYの家にホームステイして、そこからヨーロッパで開催されるいろいろな大会に出ました。

Q、オランダのダンス留学で印象に残るエピソードを教えてください。
IBEという大会のチームバトルに出たことですね。同世代のオランダのダンスチームと一緒に出てベスト4までいきました。その後にクラッシュフェストという世界の有名なPowermoverとかTrickの人たちが集まる大会で、観客を沸かせられたことです。あともう１つは、ベルギーでThe floor is flavaという大会があって、その大会で準優勝できたことですね。それは嬉しかったです。オランダのダンス留学で一番良かったことは、人脈が広がったことです。頑張って英語で話しかけに行ったりして、友達を増やして、外国のダンサーともより密に繋がりました。

Q、2022年の目標を教えてください。
日々の練習はこれまで以上に頑張ります。石川県の友達のHarutoが全日本ブレイキン選手権ユースBBOY部門で優勝したんですよ。それで、Harutoが強化選手になったので、僕も全日本ブレイキン選手権で優勝するために練習します。あと今年、また3ヶ月くらいオランダに行く予定なので、その留学を成功させることですね。目の前の大会を１つ１つ大事にしていきます。

Q、憧れのダンサーは誰ですか？
カッコいいと思うダンサーは、ポーランドのwigor。めっちゃ好きでInstagramをよく見ています。尊敬しているBBOYは、Gun Smoke BreakersのリーダーのYOSHさんやKAMENASHIさんたちです。チームの人たち、みんなを尊敬しているんですけど、その2人と一番長い時間を過ごし、一緒に練習したり、話したりとか、ダンスについてアドバイスをもらったりとかしてて、尊敬しています。

Q、wigorとは、会ったことはあるのですか？
あります。留学中に、3回くらい会いました。初めは、オランダの練習場所で会って、そこで初めて彼のダンスを見て、ヤバいなと思って。次の日にオランダの大会があったんですけど、その大会に来てて、そこで仲良くなりました。その後、ベルギーの大会にもいて、そこでまた色々話せましたね。wigorは、年が近くて、19歳なんですけど、スタイルがカッコよくて僕もwigorみたいになりたいなと思いますね。

Q、wigorにダンスのことで質問をするとしたら、何を聞きたいですか？
どんな練習をしているかを聞きたいですね。自分はムーブをめっちゃ通したりとか、パワームーブの練習をしているんですけど。彼の動きは、ネタは決まっているんですけど、フリースタイリーで音にハメめたりとか、自分の持っとるネタで音楽にのせてやってるので、どういう練習をしたら、そういう風にできるのかなと思いますね。フリースタイルにも繋がっていると思うし、ブレイクダンスにも大事な要素なので、どういう練習をしとるんやろと気になりますね。

記事を読んでいるユーザーにメッセージ

僕のダンスは、パワームーブがメインなので、これからもパワームーブを極めたいなと思っています。ブレイクダンスの流行りのスタイルがあって、みんなそっち寄りになってしまっていて、僕もそっち寄りのスタイルに合わせようとして頑張ってたんですけど、自分がここまでブレイクダンスをやれてきたのは、パワームーブのおかげやなと思ってて、そのスタイルをBBOY hiro10のスタイルとして突き進むというか、ここで変に変えるよりも、軸はパワームーブ。パワームーブをこれからも頑張るので、見てほしいなと思います。

Q、筋肉が凄いですが、普段から筋トレとかしているんですか？
走ったりはしているんですけど、筋トレとかは、あまりしないですね。パワームーブの練習をするだけで、昔から筋肉がついたので。

Q、最後に将来の夢を教えてください。
ずっとダンスを続けていくことですね。怪我とかは、あるかもしれないと思うんですけど、自分は一生ダンスに関わっていたいですし、結果をいっぱい残してレジェンドみたいな位置に達したいですね（笑）。ダンス全体に関わって生きていきたいです。毎日練習して、進化を続けたいです。

石川県から、国内外を飛び回り活躍する10代のBBOY。彼のパフォーマンスは、ダンスをあまり見ない人も虜にする。まだまだ伸び代があるhiro10の今後の活躍に注目をしたい。

hiro10が優勝した『ダンスチャンネル　第6回高校生ダンスバトル選手権』のレポート記事はこちら
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EVENT REPORT

■Bboy name：hiro10
大能寛飛(おおのひろと)
17歳高校2年